マイコンDIY: 11月 2016

バッテリーの爆発事故

 書かない短い間にも世の中は移り行く。
 鳥取地方では大きな地震があった。またもや東南海大地震や東京首都圏大地震よりも先だった。この鳥取は調べていないのでわからないが、少し前に起きた熊本の場合は大きな地震が30年の間に起こる確率は6%だった.東南海大地震は70%を超え、東京首都圏大地震は80%を超える確率である。
 そもそも地震は予知ができない、従ってこんなパーセンテージを出すのは科学的ではないという人もいる。パーセンテージを出せば確率の高い地域には国の予算が流れ、その恩恵を受ける人々がいる…とも。一方で他の地域での防災が、物理的なインフラやメンタルな面での危機意識の低下など、現実的ではない弊害も生じると。東海地震は1970年から起こると言われ続けてきた。しかし未だに起きていないことを考えると誹謗中傷とも言えない。
 だが、ここに至ってテレビのワイドショーなどに登場する地震の専門家だという人々が、予算などのことは別として、ついに鳥取地震の後、同じようなことを言いだした。地震というのはどの地域でも予知ができない。またどの地域でも地震は起こる可能性があり、それに備えるべき云々と。
 もちろん、専門外の吾輩には事の真相はわからない。けれど、東京や名古屋で次々と高層ビルが建てられていることの理由の一半は少しはわかったような気はする。

 アメリカではFBIが大統領選挙投票の直前になってヒラリー・クリントンのメール問題の再捜査を始めると発表し、世論調査ではこのところ劣勢だったドナルド・トランプが1%逆に優勢になった、という調査機関結果も出てきた。
 今のドイツには国民投票制度がないという。それはナチスを支持したのは多くのドイツ国民だったという反省と、考察かららしい。最近、フィリピンの大統領も「なんだかなぁ」と思わせられるところがあるけれど、国内で高い支持率に支えられている。五輪誘致の演説で、福島第一原発の汚染水は「アンダーコントロール」だと嘘を全世界に放言し、東京電力ですら「真意を問い合わせ中だ」と言わしめた安倍首相なども吾輩には同じようなもののように思える。
 イギリスでも少し前にEU離脱の際に似たようなことがあった。その国民投票後に首相になったテリーザ・メイは離脱派のリーダー格の一方の雄だった前ロンドン市長のボリス・ジョンソンを外相に任命するという粋な(?)ことをしたが、このジョンソン氏は国民投票でEU離脱という自らの主張が通ったにもかかわらず、その後の党首選にも立候補せず、EU離脱を主張する3日前にメディアの一つでEU残留を説いていたことが後に明らかとなった。
 吾輩にはやはり事の正否はわからない。けれど、どれも人々の経済的な理由がもとにあるようで、ちょっと憂鬱ではある。もっとも、安倍首相の噓などは論外である。

 先月23日には栃木の宇都宮で自爆テロ紛いの爆発死傷事件があった。同じ日東京ではセブンイレブンの店舗兼住宅の二階で競技用カートのバッテリーの充電中の爆発による死亡事故が起きている。
 車などに使われているバッテリーは鉛バッテリーで、バッテリー液の補充が必要なものと、密閉型でそれが不要なものとがあるようだが、前者の補充が必要なものは充電中に水素ガスが発生するらしい。それ故に換気が充分ではない室内などでの充電は厳禁だ。また劣化したバッテリーは無理に充電しようとすると最後は爆発をするらしい。何故上記の事故が起きたのかはそ後の報道がないので不明だが、鉛バッテリーの爆発による死者は年間数人いるという。
 吾輩がソーラーパネルで充電を行うバッテリーは機器用の密閉型の鉛バッテリーだが、車用のものと較べて充電の際はより細かい制御が必要らしい。
 コントローラーが完成すれば、ベランダの自作のソーラーパネルの架台の中にコントローラー基板と一緒にバッテリーは全部収めるつもりだが、ソーラーパネルでの充電を考えている人は細心の注意を払って製作、設置をしてほしいと思う。


 台風対策。5階なので飛ぶのは怖い。架台の中にはその秘密兵器も…。実は10キロ近くある御影石…。

 大地震後の倒壊家屋のようだが、雨風を防ぐための仮の養生姿。コードは隙間用のもので、幅広のコードの方はバッテリーからの12V数Aの電力用で、30cmで五千円した。AC100V5Aまで使える。断線した(?)方のコードはLANコードで、これは約千円。コントローラーとの情報のやり取りで使用する。