マイコンDIY: 断線

断線

 バッテリーの電圧をオペアンプで受けることによって電源オフ時の電圧の回り込みをなくしたことで
 LCDは無事パワーオンリセットが行われ、めでたしめでたしのはず、だった。が、しかし・・・電源を入れてもLCDはうんともすんとも言わない。無論LCDはしゃべるわけではないので、そうなんだけれども・・・。
 しばし呆然とした後、気を取り直してふと裏を見ると、断線・・・だった。

     わかりづらいが配線が2本完全に断線している。

 PIC24FのプログラミングはPICkit2を基板上の専用端子に挿して電源が入った状態で、時には繰り返し行う。LCDには電源が入った状態でマニュアルでリセットを行なえる端子もあるのだが、ほぼ使わないものなのでVCCに直結し使用不可にしてある。それで、PIC24Fのプログラミングのおりには、電源が入った状態でプログラムコードのロード後PIC24Fの方だけが初期リセットされ、LCDの方はリセットされず、それ故かLCDは時に固まったままのことがある。それで、電源投入でLCDが反応しないのはリセット関連だと考えて、テスターで電源ラインを測ると案の定バッテリーの電圧が回り込む込んでいたため、それが原因だと即断してしまった。

 LCDにテープで貼り付けてあるのは置き台代わりのコードクリップの金具。この基板はRS485のインタフェースを設けてあり、デバッグ後はこのRS485インタフェースを介して遠隔で情報のやり取りをすることになるので、このLCDはのちに不要になる可能性もある主にデバッグ確認用の仮設ディスプレイなのだ。


 ともあれ、電圧が回り込むのは気持ち悪いものだし、オペアンプを間に入れることによって、入力側に何かあった際の緩衝地帯にもなり、それなりの意味はあった、と思うことにして今回は終わることにする。




 

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