マイコンDIY: LEDの色判別

LEDの色判別

 ソーラーパネルチャージコントローラーには三つのLEDのインジケーターランプが備わっている。ソーラーパネルの状態、バッテリーの状態、12Vの出力端子の状態の三つだが、ちなみにこのうち最後の12V出力端子は使わない予定だ。そこにはランプの絵柄があるように、ランプ程度くらいの電力しかサポートされていないようだからだ。簡単な説明書には負荷にDC-ACの100Vのインバーターなどを接続する場合にはバッテリー端子に直接接続するようにと書いてある。
 バッテリーの状態を表すインジケーターでは、バッテリーが過放電の状態(カタログ値では11V以下となっているが実測では10.7V)になると赤色に点灯し、12V端子の出力の方も自動的に遮断されるようになっており便利な端子ではあるのだけど。
 バッテリーの状態インジケーターは他に12V以下(実測では11.7V)になると黄色に点灯、それ以上の電圧では緑色に、また満充電では緑色の点滅状態になる。
 三つのバッテリーを切り替えて充電する場合はこのバッテリー状態のインジケーター情報は是非とも参考にしたいので、どうやってこのインジケーター情報を取り込むかいろいろ考えた。ネットでもいろいろ検索したが、こんなことをやる輩はあまりいないようで、ほとんど情報がない。プロが使うような、LEDの点灯を専用に判別するような機器もあったが10万円近くもする。結局デジタルカラーセンサーで取り込むことにした。使用するのはI2CインターフェースのS11059で、値段は五百円。しかし、使ってみると中々具合がいい。
 ソーラーパネルのインジケーターはソーラーパネルの出力があれば緑色で点灯し、規格以上の高電圧が出力されると緑色の点滅に変わる。こっちもマイコンに取り込むにはカラーセンサーをもう一つ増やすか、バッテリーのインジケーター用のカラーセンサーをサーボモーターなどで移動させるかしなければならない。サーボによる移動を少し考えているけれど、ソーラーパネルの出力の方は、PIC24Fのリアルタイムクロックで時刻による日照時間の管理で制御も可能なので、どうなるかは分からない。

 ところでこのソーラーパネルチャージコントローラーは本体の電源をどうやってとっているのかよく分からず、ソーラーパネルの方の電源だけでは誤作動を起こす。普通に出力が出ているソーラーパネルを繋ぎ、その状態でバッテリーからの接続を断つと、インジケーターの表示がおかしくなり、バッテリーを再び接続しても正常には戻らない。一度ソーラーパネルからの接続とバッテリーからの接続を両方とも外し、再びまずバッテリーの方から先に接続をし直す、という手順をふまないと正常にはならない。
 動画で右の方にある別基板のリレーはその「バッテリーを切り替えるには、一度ソーラーパネルの接続を断つ」という手順をふむために予定外で必要になったもの。余談だが、このリレー基板はAmazonで155円で購入。リレー端子の容量はAC100V、DC30Vともに10A、またフォトカプラ入力、その入力とリレーのコイル駆動電源は別に設定できるという機能までついている。
 このリレーの耐久性などはもとより未知数だが、テストで使用しているプッシュスイッチでの電圧調整、入力と出力の電圧表示、出力のオンオフなどが可能な優れもののDCーDCコンバータはともに中国製で、最近の中国のものは侮れなくなっているように思う。もっとも、そのコンバータの下側にあるその後に購入した可変抵抗で出力電圧を調整するタイプのものは、値段が安いものの表示される出力電圧の値も誤差があり良いものと言えない。










0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。