マイコンDIY: ソーラーパネル・結果

ソーラーパネル・結果

 どうも思わしくないので今更ながらではあるけどソーラーパネルについてちょっと調べてみた。結論からいうと、常時陰の出来るようなベランダなどでのソーラーパネルによる発電システムはちょっと無理っぽいということ。

「雨や雲の度合い」や「パネルの性能」によっても異なりますが、発電量は、快晴の日の5%~10%程度まで低下するといわれています。
http://thaio.net/tenkou/rainy.html

 これは“太陽光発電で本当に採算合うか・設置前に必ずお読み下さい。|太陽光発電アドバイザー公式情報サイト“(http://thaio.net/)というサイトにある一節。このサイトはトップページの冒頭で「何千人もの人が太陽光発電で失敗するのを防いだ、太陽光発電の総合情報サイトへようこそ」と書いているけど、吾輩の場合残念ながらその何千人のな中には入れなかったようである。
 
 陽の陰による影響は「雨や雲の度合い」とはまた別の問題になり、ソーラーパネルの構造に起因する変数で、しかも発電システムとしては結構致命的なものにもなる。
 もう一度上のサイトから引用すると…。

 陰が及ぼす影響の原因(http://thaio.net/tenkou/kage.html

 太陽光パネル(太陽電池モジュール)は、基本構成素子である太陽電池セルがインターコネクタを介して直列に接続され(セルストリング)、さらにこれを並列に接続(セルアレイ)後密封し、外枠にはめ込むことにより作られます。

パネルに太陽光が照射されると各セルで電流が発生し、発生した電流がセルストリングでの隣接セルを通じて伝達されることで最終的に必要な電圧の電流が得られます。

 しかし、ここで陰により一部のセルで発電できないと、その日陰部分のセルが抵抗になり、セルストリング中の他のセル分も含めて電流が流れなくなってしまいます。

 現在、市販されている太陽光パネルでは、このような場合に備えて日陰ができた場合は、そのパネルを迂回して電流を伝えるバイパスのしくみが取り入れられていますが、問題のないパネルも含めて迂回されてしまうなど日陰の影響を完全に回避することはできていません。

 このバイパスダイオードを入れず太陽電池セルをつなぎ、陰が出来る日向で発電させると場合によってはパネル自体が「発熱→焼損」ということにもなるようだ。またバイパスダイオードが入っていてもそのバイパスダイオードに多くの電流が流れたりして故障すると、やはり同じことが起きるようだ。こうなっては発電量が低下する、というのとはまた別の事態にもなる。
 
 吾輩のソーラーパネルの場合、日陰による発電量低下の度合いはかなり大きいようで、今の組み合わせだとシステムを維持できないレベルのものと判明。頑強な架台などを設置してソーラーパネルを陰のできない位置にまで上げなければ使い物にならないようだ。

 ちなみに、CIS、CIGSなどの化合物系のソーラーパネルだと日陰による発電効率の低下はちょっと小さいらしい。これから設置を考えている人で、日陰の問題が気になる人はこちらのソーラーパネルを考慮されるのもいいかもしれない。




 

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