マイコンDIY: 反省点多き試作

反省点多き試作

 調整もだいたい終わり、スマフォやタブレット、パソコンなどからも操作できるようにUSBシリアル変換インターフェースを付け加えて、あとは備え付けるだけの段階にはなったけれど、どうも按配が良くない。
 それは反省点も含めて次の通り。
 
 ●ソーラーパネルの出力がバッテリーの容量に対して不足気味。これはソーラーパネルの定格出力値とともに、パネルをベランダの柵越しに設置しているため、太陽光が鉄柵に当たってできる陰の分、発電効率が下がるという要素も含まれている。けれど、これはそれを避けるために陰ができない柵の上部にパネルを設置すると、台風などの強風の折、リスクが高まることになり、ちょっと譲れない点。
 ●バッテリーの容量に比較して、コントローラの消費電力がちょっと多めという点。充電するバッテリの切替などにパワーMOSではなく電磁リレーを使っていることも大きな一因。とくにバッテリーの出力の切替には消費電力が多い安物の5V駆動リレーを使用していることも大きい。

(バッテリーを切り替える時にあちこちのリレーがばたばた動き、消費電流値のグラフの波形が激しく上下するのは、充電するバッテリーの切り替え時には各バッテリーをそれぞれ電気的に切り離して一つ一つ電圧を計測していること、またバッテリーをソーラーバッテリーチャージャーに新たに接続する際にはソーラーバッテリーチャージャーのソーラーパネル側の接続を一旦切りバッテリーを繋いだ後また接続する━━これを行わないとソーラーバッテリーチャージャーが誤作動する。電源をバッテリー側で取っているためのようだ━━という手続きを行っているため、各リレーが稼働するから)
 
 ●思いのほか、日中有効な太陽光が降り注ぐ時間はそれほど多くない、という点。
 ●以上のことをふまえ、以下の点を改善すれば、結構使えるシステムにはなりそうな予感。
 
 まずソーラーパネルを100W出力くらいのものにする。バッテリーを三つとも12V30Ahくらいのものにする。コントローラのリレーの容量や配線、コネクタなどのスペックには余裕を持たせており、変更することなくそのまま使える。
 費用がちょっとかさむけれど、これくらいの構成だと普段もスマフォやタブレットなどのモバイル機器の充電で使用しながら、地震などの緊急事態時の停電の時に備える(スマフォやタブレットの充電、最低限の照明など)ことができる程度にはなる、と思う。


 『共立エレショップ』の独立型ソーラーシステムのページに自分でソーラー発電システムをつくる際のちょっとした参考になる資料があるので紹介しておく。
 
 ■【共立エレショップ】独立型ソーラーシステムを作ってみよう






 

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